ルアーでメバルを釣るようになってから、既に10年が過ぎようとしています。その当時は、ルアーで釣るというとブラックバスかシーバス(鱸)で、メバルを本格的に狙って釣る人はあまりいませんでした。
もちろん、メバルがルアーで釣れると言われていましたが、まだワームやロッドなども少なく、バスロッドやトラウトロッドを流用しながら釣りをしたことを思い出します。
もともと私もシーバス(鱸)をメインにルアーを始め、夏は投げキスなどを好んでしていたので、今こうしてメバリングにはまっている事が、あの当時からすると考えられません。
しかも、「メバルがワームで釣れる」という話をしても、信じてくれる友人がおらず、無理やり釣りに連れて行って楽しさを教えたこともありました。その友人は、「ワームで釣れることが不思議でならないし、あの時連れて行ってもらわなければ、楽しみを知らないままだった」と、飲むたびに話しています。
それから10年。ワームやハードルアーでメバルを狙う事が当たり前になり、専用のロッドやワームも多く発売されるようになりました。私も色々な道具欲しさに、小遣いをためてロッドを買ったり、リールを買ったりもしましたが、今は5年前に買ったシマノのロッドを使っています。
使いやすいというのもありますが、15cmがアベレージのエリアで24cmのメバルを釣ったり、40cm近い黒ソイを釣ったり、はたまたフグやアジ、ヒラメなど様々な魚と楽しんだ思い出のロッドを手放す事ができません。
流行にのって新しい物を購入するのも良い事ですが、お気に入りのロッドを長く大切に使う事で、色々な思い出と共にフィッシングライフを楽しむというのもよいのではないでしょうか。
これから秋になり、よりメバルが釣りやすい時期になってきますが、今年も同じロッドを握りしめて、新しい思い出を作りたいと思います。
執筆者:三沢義将(みさわよしまさ)
1978年生まれ。秋田県在住(北海道出身)。
秋田県(八峰町)でルアーフィッシングを始め、メバルの愛らしさと、力強さにぞっこんのメバルアングラー。
本業は独立系FP(ファイナンシャル・プランナー)兼3児の育メン。
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