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フィッシングライン(釣り糸)の選び方と特徴・比較

はじめに

釣りの糸(フィッシングライン)には、ナイロンライン、フロロカーボンライン、PEラインと大きく3種類があります。
それぞれの特徴を理解して使うと快適にトラブルなく釣りを楽しめます。それぞれのラインの種類と特徴を紹介します。

フィッシングライン(釣り糸)素材の種類と特徴

フィッシングラインには、大きく分類して、ナイロンライン、フロロカーボンライン、PEラインの3種類の素材があります。
ナイロンライン
ナイロンラインは、ナイロン素材のラインで、スピニングリールの道糸として使われることが多いラインです。
適度な柔らかさと伸びがあるラインで、トラブルが少なく、価格も他のラインより安価なので一般的に多く使われているラインです。
ナイロンラインのメリット
1.しなやかでスピニングリールに巻いてもライントラブルが少ない
2.価格が安価
3.ライン自体に伸びがあるので、急な引張にも伸びて対応できる
ナイロンラインのデメリット
1.紫外線などに弱く、劣化が早い
2.伸びがあるため感度が鈍い
フロロカーボンライン
フロロカーボンラインは、比重が水よりも重く、沈みやすい、吸水率が低く劣化しにくい、光の屈折率が低く水の中で目立ちにくい、耐摩耗性が高く丈夫、伸縮性が低いため、魚のあたりが伝わりやすいなどの特性で、ハリスなどに使われることが多いラインです。
フロロカーボンラインのメリット
1.伸びが少ないので感度が良い
2.水中で目立ちにくいので魚に気づかれにくい
3.摩耗に強い
4.紫外線による劣化が少ない
ナイロンラインのデメリット
1.ラインに巻き癖ぐせがつきやすい
2.ナイロンより結束強度が低い
3.スピニングリールに巻くとトラブルが出やすい
PEライン
PEラインは、ポリエチレン素材の細い糸を編み込んで作られた糸です。
ナイロンやフロロカーボンラインより細くても強度があるため、ルアーフィッシングをはじめ、多くの釣りで使われるようになってきたラインです。
張りがなくしなやかで、ほとんど伸びがないので、魚のあたりが伝わりやすく、超高感度ラインとして人気です。
PEラインのメリット
1.細くても引っ張り強度がある
2.伸びがほとんどないので高感度
3.しなやかなのでリールによく馴染む
PEラインのデメリット
1.ラインに張りがないので扱いにくい
2.摩耗に弱い
3.価格が高い
4.リーダーラインを使わないといけない
ライン比較

用途に適したラインを選ぶ

フィッシングラインには、素材ごとに最適な用途があります。
ラインを正しく使うことで、ラインの性能を最大限に引き出し、快適に釣りができます。

ナイロンラインの場合は、スピニングリールやベイトキャスティングリールなどの道糸として使うことが多くあります。
適度な張りとしなやかさを持ち合わせているので、ライントラブルが出にくいので、リールに巻くのには最適なラインです。

フロロカーボンラインは、ハリスやリーダーラインとして使うことが多いラインです、もちろんリールに巻いて使うこともあります。
ベイトキャスティングリールならヨレが出にくいので感度重視でフロロカーボンラインを巻く人が多いです。
ハリスで使用されているフロロカーボンラインは、光の屈折率が低いので、水中で魚から見えにくいという特性があるので、ハリスに最適です。

PEラインを使うのであれば、PEラインの先にフロロカーボンラインのリーダーを結んで使います。
結び方が難しいのでなれる必要がありますが、とにかく高感度を得られ、細いラインが使えるので遠投性にもすぐれルアーフィッシングやエギングなどで人気です。

リールへのラインの巻き方

ラインを巻くときはスプールに対して縦にラインを出して巻きましょう。
横からラインを出して巻いてしまうと、ラインにヨレができます。
リールにラインを巻くための専用のツールもあるので一つ持ってると便利です。

マキシムワインダー

DRESS
リールにラインを巻くのはもちろん、空スプールにラインの巻替えが簡単に行えます。

フィッシングラインのメンテナンス

釣りから帰ったら必ず実行してほしいのが、ラインメンテナンスです。
特に海での釣りは、ラインに海水が付着して、それが乾燥することで塩がラインを傷つけ、ラインの性能を著しく低下させてしまいます。
釣りから帰ったら、リールのスプールを外して、洗面器などに入れ、ぬるま湯に浸けて塩抜きをしてください。
5分ほど浸けたら、流水で糸の部分をしっかりと洗い流して日陰で乾燥させ、ラインコートスプレーをすれば完璧です。

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