エリアフィッシングで使用するルアーには、『スプーン』『ミノー』『クランクベイト』などなど・・・。 各メーカーからいろいろなルアーが販売され、選択肢が増えたエリアフィッシングですが 基本的なルアーとしては、スプーンが最も基本で、トラウトフィッシングで、スプーンは欠かせないルアーとなります。 とりあえずスプーンの1.5g~2g程度の物を使ってエリアフィッシングに慣れることからはじめることが、上達への近道となります。
エリアフィッシングで使用するスプーンは、魚をサーチ(探す)上で欠かせないサーチルアーです。 表層(シャロー)から底層(ボトム)までスプーンをカウントダウンで沈めて、魚の反応があるタナ(層)を探すサーチルアーの役割をスプーンで行います。 エリアフィッシングでは、魚の居場所を探ることが釣果を上げる最短の方法となります。 釣り場の水深を大きく3つに分けて魚の反応があるタナ(レンジ)を探します。 魚のいる場所は、放流された時から時間の経過や水温、釣り人のプレッシャー等により常に変わっていくため、魚が居るタナを探すことが重要となります。 魚がいる層(タナ)を探すには、カウントダウンという方法を使います。 スプーンをキャストして着水から着底までをカウント(数をカウント)していきます。 この時のルアーは、カーブフォールではなくフリーフォールにしましょう。 ラインテンションを与えずに自然にスプーンが沈んでいく状態がフリーフォールです。 着底(ルアーが底に着く)までのカウント数が12だったら 12カウントを3等分して、1~4カウントが表層、5~7カウントが中層、8~12カウントが底層という感じでタナを分けて考えます。 ルアーが同じ層を泳ぐように一定のスピードで、同じ層を何度かルアーを通して魚の反応をみます。 この時、いつも使うルアーの同じウエイトの物を使うとより精度が高くなるとおもいます。 スプーンの基本的なウエイト1.5g~1.8gの物がおすすめです。 自分なりに5回ずつ同じ層を通すとか、キャストする回数を決めるなど習慣的にタナを探る癖を着けると上達が速くなると思います。
スプーンの形状と重さ スプーンの形と重さで、そのスプーンの最適なリトリーブスピードが変わります。 では、どのような状況でどんなスプーンを選べば良いか考えてみましょう。 幅の広いスプーンは、抵抗が大きいため、同じ重さのスプーンなら沈下スピードは遅く、リトリーブした時のアクションとアピールは大きくなります。 幅の狭いスプーンは逆に、小さめのアクションで、沈下スピードは速く、リトリーブした時のアクションは少なめでナチュラル系です。 つまり、スプーンの特性を知っていれば、活性が高い状態ならゆっくり引けて、アピール出来る幅の広いスプーンを使ったり、魚がスレていてルアーを見切られる時には、幅の狭いスプーンで速くリトリーブして、見切られないようにするなどの工夫が出来ます。 スプーンの色で選ぶ スプーンには、多くの色が使われています。 トラウトは、何度か同じ物を見続けると、極端に反応が悪くなり、スレてしまいます。 これを防ぐために、カラーローテーションという行い、何投かしたらスプーンの色を変えて、スレてしまうのを防ぎながら、釣果を上げていきます。 また、魚の活性状態でもスプーン色を決める重要な要素になります。 アピール度を高くしたいのであれば、派手目な色で、ゴールド・シルバー・チャート・ホワイト・ピンク等、ナチュラル系の色ならブラック・オリーブ・ブラウンなど少し暗めの色となります。 ただ、あくまでもカラー選びは参考で、その日の照度や水の透明度などで違いが出るので、カラーローテーション・ルアーローテーションを行いながら、いろいろ試してみるのが良いとおもいます。 まとめ 幅が広いスプーン ゆっくり沈む 大きいアクションでアピール度が高い 高活性時にや放流直後などに有効 幅が狭いスプーン 沈みが速い 動きが小さくナチュラル系の動き 低活性や魚がスレてハイプレッシャーの時に有効 魚の活性が高いときは、アピール系のスプーンでコントラストが明るい色 魚の活性が低いときは、ナチュラル系のスプーンでコントラストが暗い色 エリアフィッシングでは、上級者と初心者で釣果に大きな差がでます。 自分なりの経験と分析で、釣果が上げられるようにスキルアップしていくことも、エリアフィッシングの楽しみ方のひとつです。